九州大学 専攻ロゴ 航空宇宙工学部門 九州大学

九州大学-国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の航空技術分野における連携

航空技術連携講座

 我が国で2番目の航空系学科となる航空工学科が1937(昭和12)年に九州大学に設置されて以来、今日まで九州大学は航空宇宙工学部門等の関連部署による教育と研究によって航空産業および関連分野に多くの人材を輩出し、我が国の航空産業の発展に貢献しています。

 国際社会の経済発展とグローバル化により、航空輸送は規模の拡大が続き、航空機の製造・運航は成長産業の一つとして期待されています。その背景には技術革新による安全性・経済性・環境適合性・利便性などの向上があり、それらは国際的な共同開発と技術競争によって生み出されています。最新の航空機開発においては、複合材技術など世界に通用する我が国の先進技術が重要な役割を果たしていますが、その他にも空力技術、IT応用による飛行システム技術など国際競争力をもった技術の研究開発がますます重要となっています。

 九州大学は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力を得て、これら技術革新が期待される航空技術に関連する「航空技術連携講座」を、2010(平成22)年4月から工学研究院および工学府に設置しています。連携講座では、JAXAから招聘した研究者と九州大学の教員が協力して連携研究テーマを設定し、大学院生の研究指導を行っています。また、JAXAインターンシップ制度等を利用して、大学院生がJAXAの大型試験設備を使った試験研究等に参加し、JAXAでの研究開発を経験しています。JAXA招聘教員による特別講義や、航空技術関連の九州大学-JAXA間の共同研究も行っています。

 飛行システム技術・風洞試験技術・複合材構造技術の3分野で始められたこの連携講座に2015(平成27)年度からはさらにジェットエンジンの騒音低減技術が追加されました。航空宇宙工学専攻ではこの「航空技術連携講座」をとおして両機関の融合による教育の充実と研究の活性化、さらには航空技術関連のイノベーション創出への挑戦を積極的に行っています。

マイクロホンアレイを用いた高揚力装置の音源探査風洞試験
マイクロホンアレイを用いた高揚力装置の音源探査風洞試験


南極成層圏観測で活躍する九州大学開発の無人航空機
南極成層圏観測で活躍する九州大学開発の無人航空機


先進複合材料の力学特性評価試験(層間破壊靭性試験)
先進複合材料の力学特性評価試験(層間破壊靭性試験)


JAXA所有 エンジン騒音研究用DGEN380ターボファンエンジン
JAXA所有 エンジン騒音研究用DGEN380ターボファンエンジン(© JAXA)